つるふさの法則

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ロシア帝国、ソヴィエトの元首をモチーフとしたマトリョーシカ。ボリス・エリツィンからニコライ2世までこの法則に従っていることが分かる。

つるふさの法則(- ほうそく)とは、ソ連時代を含めたロシアの最高権力者に関して、下記のような法則が成立するというジョークである

・ソ連・ロシアの最高権力者には、禿頭の者・「つる」(つるつる)と、そうでない者・「ふさ」(ふさふさ)が一人ずつ交互に就任する。

・「つる」は改革的であるがいつか権力を悪い形で失う。「ふさ」は保守的で死ぬまで権力を持ち続ける。

反論

もちろんこれはあくまでジョークであり、厳密に言うと大して禿げていない、またはかなり禿げている最高権力者も無理に「つる」と「ふさ」に分けられている。

また、年代をさかのぼるとこの法則は破綻する。最初に破綻するのは「つる」であるニコライ1世で、すぐ前が同じ「つる」のアレクサンドル1世になっている。アレクサンドル1世の前をたどると延々と「ふさ」ばかりが続き、法則は完全に破綻する。

またニコライ2世(ふさ)は革命及び革命勢力による非業の死という「悪い形」で権力を失っており、「死ぬまで権力を持ち続け」ることはできず、これは第二法則に反する。

レーニン以降の唯一の例外とされているのが、スターリン(ふさ)の死後首相筆頭書記に就任し、ソ連最高権力者となったマレンコフ(ふさ)である。ただしマレンコフは就任後わずか8日後にフルシチョフ(つる)に筆頭書記の座を譲っている。マレンコフは首相の座にはとどまるが、通常ソ連においては(初期の数年間をのぞき)党のトップが最高指導者とみなされており、その見方に従えば、レーニン以降この法則に明確に反しているのはこの8日間だけということになる。ソビエト連邦の指導者の一覧も参照のこと。なおマレンコフは首相としての権力は失脚という「悪い形」で失っている。

歴史

遅くともブレジネフの時代には知られており、それ以降巷間でこの法則を元に次の書記長(後には大統領)を占うということが冗談まじりに行われる[要出典]

ソ連を題材にした片山まさゆきの漫画『ウォッカ・タイム』(1985年講談社から出版)では、この法則を「ハゲフサ理論」と名づけ、当時この作品の主人公であったチュルネンコ書記長(実在の人物をモデルにしたフィクション)に、有力候補から次の書記長を当てさせるネタがあった。劇中ではチュルネンコが「順番から来ると次はハゲだから、次の候補はハゲてる、こいつしかいない!」と、ゴルバチョフを指摘。何回か後にチュルネンコは死去・退任し、次の書記長(つまりこの漫画の次の主人公)がゴルバチョフに交代する事を、本当に当ててしまい、一般に知られるようになった。これらの話は単行本1巻に収録されている。


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出典:フリー百科事典『ウィキペディア』 改訂履歴

 
 
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